macで所持している秘密鍵をWindowsに渡し、Tera TermでLinuxサーバーにSSH接続する方法についてまとめます。
Windowsにid_rsaファイルを作成してmacの秘密鍵の内容を記述するだけではTera Termでは以下のエラーが出力され、使用できません。
SSH2秘密鍵の読み込みに失敗しました 0909006C: PEM routines get_name no start line
よって、秘密鍵の作成手順からSSH接続するまでの流れを記述します。
※ 前提としてmacの秘密鍵とマッチする公開鍵はLinuxサーバーに登録されている事とします。
1. PuTTYgenをインストールする
i. PuTTYgenをダウンロードする
下記のURLからPuTTYgenをダウンロードします。
Download the PuTTY installation
ii. PuTTYgenをインストールする
iの手順でダウンロードしたPuTTYgenからインストールします。
インストールする上で設定の変更は不要です。
2. PuTTYgenでRSA鍵を作成する
下記の項目を選択して「Generate」ボタンを押下し、鍵を作成します。
・RSA
・Number of bits in a gerated keyは「2048」
・その他の項目設定しない
3. 秘密鍵を保存する
作成されたら「Save private key」ボタンを押下して秘密鍵を保存します。
今回必要なのは秘密鍵のみなので、この手順しか行いませんが、この公開鍵と秘密鍵を組み合わせてSSH接続もできるので、必要な方は両方保存して下さい。
4. 秘密鍵にmacの秘密鍵の内容を上書きする
メモ帳等のエディタで保存した秘密鍵を開きます。
既存の内容は削除してmacの秘密鍵の内容を記述します。
5. Tera TermでSSH接続する
i. サーバー情報を設定して「OK」ボタンを押下する
IPアドレスとポート番号等のサーバー情報を設定し、SSHを選択し「OK」ボタンを押下します。
ii. ユーザーと秘密鍵の設定を行う
SSH接続するユーザー名と上記で作成した秘密鍵の設定をします。
秘密鍵でSSH接続する場合は基本的にユーザーのパスフレーズは不要です。
設定したら「OK」ボタンを押下します。
サーバーにアクセスできれば成功です。