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macの秘密鍵をWindowsに渡し、WindowsからLinuxサーバーにSSHログインする

カテゴリ: Windows

タグ: mac,SSH,Linux,秘密鍵,PuTTYgen,Tera Term

2020-09-27 00:43:18

【概要】

macで所持している秘密鍵をWindowsに渡し、Tera TermでLinuxサーバーにSSH接続する方法についてまとめます。

Windowsにid_rsaファイルを作成してmacの秘密鍵の内容を記述するだけではTera Termでは以下のエラーが出力され、使用できません。

SSH2秘密鍵の読み込みに失敗しました 0909006C: PEM routines get_name no start line

よって、秘密鍵の作成手順からSSH接続するまでの流れを記述します。

※ 前提としてmacの秘密鍵とマッチする公開鍵はLinuxサーバーに登録されている事とします。


【詳細】

1. PuTTYgenをインストールする

i. PuTTYgenをダウンロードする

下記のURLからPuTTYgenをダウンロードします。

Download the PuTTY installation


ii. PuTTYgenをインストールする

iの手順でダウンロードしたPuTTYgenからインストールします。

インストールする上で設定の変更は不要です。


2. PuTTYgenでRSA鍵を作成する

下記の項目を選択して「Generate」ボタンを押下し、鍵を作成します。

・RSA

・Number of bits in a gerated keyは「2048」

・その他の項目設定しない


3. 秘密鍵を保存する

作成されたら「Save private key」ボタンを押下して秘密鍵を保存します。

今回必要なのは秘密鍵のみなので、この手順しか行いませんが、この公開鍵と秘密鍵を組み合わせてSSH接続もできるので、必要な方は両方保存して下さい。


4. 秘密鍵にmacの秘密鍵の内容を上書きする

メモ帳等のエディタで保存した秘密鍵を開きます。

既存の内容は削除してmacの秘密鍵の内容を記述します。


5. Tera TermでSSH接続する

i. サーバー情報を設定して「OK」ボタンを押下する

IPアドレスとポート番号等のサーバー情報を設定し、SSHを選択し「OK」ボタンを押下します。


ii. ユーザーと秘密鍵の設定を行う

SSH接続するユーザー名と上記で作成した秘密鍵の設定をします。

秘密鍵でSSH接続する場合は基本的にユーザーのパスフレーズは不要です。

設定したら「OK」ボタンを押下します。


サーバーにアクセスできれば成功です。